断熱

長崎や諫早で遮熱の前に是非考えて欲しいこと 【冬場編】

昨日は夏場の遮熱効果についてお話ししました。
今日は、冬場を考えてみましょう。

 

冬場、もうすぐ昼間が一番短い冬至になりますが、
その時太陽が一番高いところに登っても30度。

 

三角定規の尖っている方とおなじくらいナナメに入り込みます。

 

屋根の上に直角に近いというよりは、
壁に対してより直角に近い60度で当たっています。

 

そう!壁に対して直角に近い角度になると、
日射エネルギーは壁から取得する量、
窓から取得する量が格段に増えるわけです。

 

 

南側に庇と大きな窓を設けて、
落葉樹を植えるというセオリーは
実は、夏場は庇と庭木で遮熱して涼しくしつつ
冬場は熱を効率良く受け入れるための長年の知恵です。

 

 

 

むしろ、冬場は日射取得したいのですが、、、

 

ほとんど断熱材も入っていない家に遮熱をすると、
建物に入り込む熱気も外壁や屋根で反射してしまって
中は暖まりまりにくくなります。

 

遮熱が内部の熱も逃さないようにしてくれるならいいですが
そんな機能は今の所なさそうですし(笑)

 

そんなわけで断熱材が入ってない
長崎の家で遮熱は逆効果です。

 

建築の知識が少ない営業トークには
気をつけてください。

 

長崎で壁に遮熱は費用対効果低いんですよ。


こんにちは。 長崎諫早県央地区で
建築塗装リフォームの知識量No1のあんしん塗装部です。

 

先に結論から言うと長崎や諫早といった地域では
壁の遮熱はあまり効きません。

 

というか、比較的温かい長崎県では
断熱材を入れていない建物も結構あります。

 

断熱もまともにされていない外壁に
遮熱をしてはマイナスにしかなりませんのでご注意ください。

 

諫早市などの自治体も遮熱塗装に
補助金をだしていますので大いに活用して結構なんですが、
リフォーム屋さんの担当者がただ単に遮熱を進めるなら頭が悪すぎです。

 

なぜなら、太陽の角度も考慮しておかなければならないからです。

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例えばわかりやすいように一番日が長くなる夏至の日。

この日太陽が一番高く登った時と、地面との角度は70度になります。

 

 

ほぼ真上から日差しがきて、影がほとんどなくなりますよね。

夏場の暑い時季もおなじような状態です。

 

 

直角に近いほど、太陽が放射するエネルギーを受けやすくなります。

だから、屋根の上はジリジリと焼けてしまいます。

太陽に対して直角になるほど、高くなります。

 

 

 

真夏はエアコンの効きを良くしたい!と

思って長崎でも遮熱を考える人がいますが、
ちょっと考えた方がいいかもしれません。

 

 

特に、長崎では断熱すらまともに入れていない建物がたくさんありますので
そんな建物に遮熱すると逆効果になります。

 

 

エー!冷え性の人には遮熱は逆効果?

こんにちは。 長崎諫早県央地区で
建築塗装リフォームの知識量No1のあんしん塗装部です。

 

 

諫早市も遮熱塗料に関しては補助金を出したりしてました。

ほんの少しですが、やっぱり出るのとでないのでは違いますしね。

ただ、私たちあんしん塗装部としては闇雲に遮熱塗料を進めてはいません。

 

デメリットも多いために、理解されないと
高い金額を出して遮熱にする意味がないんですね。

 

実は遮熱塗料で語られないことがあります。

 

まぁ、外装だけしか工事しないところは、
遮熱のことしか語ることができないのも仕方ないのですが。

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屋根の断熱をしていないなら逆効果

 

以前の家は断熱材もあまり入っていないこともよくあります。

だから夏場の暑さもダイレクトに伝えてきているんですよね。

ですが、考えてみてください。

 

冬場の日射は、少なからず建物を温めてくれています。

断熱材がない分、屋根裏の温度を高めて、
ほんのちょっとだけ保温してくれています。

 

それが、遮熱になったとたんに、
屋根裏の温度は上がりにくくなるんですよね。

 

夏場は20度ちかく下げてくれるからいいものの、
冬場もまた、熱を反射して溜めにくくしてしまいます。

 

屋根裏断熱材があれば保温してくれますが
屋根裏断熱材がない場合は要注意です。

 

冷え性の人は、もっと寒くてストレスを感じてまうかもしれません。

 

 

意外と寒い長崎の冬を快適にする「壁のような窓」

壁のような窓?

ナニソレ?

 

といわれそうですが、
要は断熱性能が高断熱壁のレベルの窓です。

 

長崎ではそんなもの必要ない。
と思われるかもしれませんが、
「住宅貧乏」で冷暖房光熱費などの維持費に
お金が知らず知らずのうちにとんでいくもの。

 

窓は要注意なのです。

 

 

ただ、だからといって小さな窓ではなんだか部屋の中が暗いし
鬱っぽくなっても仕方がありません。

 

私は大きな窓が好きです。

 

ただし、大きいとその分冬場は部屋の中の
温まった空気が逃げていきますし
夏場は外の暑さが伝わってきます。

 

だって昔の家はガラス一枚、
ほとんど外と言っていい状態です。

ペアガラスになったとはいえ、
断熱性能はまだまだ低い。

 

日本のサッシメーカーの作る窓は子供だまし

 

ビル用はもっとしっかり考えているけど
なんで住宅用の窓は
あんなにヘンテコなのか意味がわかりません。

 

しかも、とってつけたような断熱性能で。

 

 

それからするとヨーロッパの極寒で
鍛えられた窓の性能は凄まじいものがあります。

 

窓なんですが、、、壁レベルの断熱性能。

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窓だらけでも熱が逃げないのです。

 

イギリスもこのドレーキップ窓がよくありました。
ガシッとしていて音から熱からシャットアウト。

 

視界だけは窓ですから通りますが
内部と外部はしっかり縁を切らなければなりません。

 

 

安い窓をつけて、生涯光熱費を垂れ流すより
快適で光熱費も下げられてかっこよくておすすめですよ!

 

 

【公開】黒カビの正体

綺麗な結晶。まるで雪みたいですよね。

 
 
こんにちは。 長崎諫早県央地区で
建築塗装リフォームの知識量No1のあんしん塗装部です。

 

さて、この結晶。何かと言うと、もうすでにお分かりですよね。

 

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黒カビです。

ボードの裏面に生えていた黒カビを現場で拡大してみました。

 

こうしてみると綺麗ですが、、、

まぁあんまり人体にはよろしくないです。

 

 

 

ちなみに梅雨時に出てくるイメージがありますが、

意外と冬にも多いってしっていましたか?

 

 

 

 

なぜなら、締め切って暖房を使い、換気がうまくできないからです。

しかも洗濯物を部屋干ししたり、石油ファンヒーターなどを使うと、、、

 

結露がおきますよね。

 

室内は暖かいのですが、もちろん冬の屋外は長崎でも10度以下。

そんなときは、壁の中で温度のやりとりが行われているんです。

 

暖かい室内の空気と冷たい外の空気のせめぎ合い。

 

そして、冷やされたときに過剰な水蒸気が水分として結露するんですが、

室内の暖かい水蒸気もぐんぐん壁の中に入り込んでいます。

 

今までの長崎の家だと防湿シートをほとんど張っていないので
部屋の中の水蒸気はいくらでも壁の中に入り込むわけです。

 

そして壁面内結露として現れます。

 

それが定期的に続いていると、、、

 

このような綺麗な(笑)結晶ができてしまいます。

 

 

 

【調査事例紹介】サーモでみるコンクリートの雨漏り事象

こんにちは。 長崎諫早県央地区で
建築塗装リフォームの知識量No1のあんしん塗装部です。

なぜそんなに知識があるのかとお客さんからも聞かれますが
そもそも調査時も単に目視だけに頼りません。

蓄積した経験や建築学会などからの知識も踏まえてやっているからです。


特に、調査の時、
実際にその場で確認してもらえるのがサーモ画像。

 

雨漏りだけでなく、コールドドラフトなど
断熱性能が低い箇所の確認にも使える優れものです。

 

下地がどのように入っているかとか、
断熱材が入っているかもわかるんですよ。

 

今回は、雨漏りやひび割れなど、水の侵入が
どうなっているのかの紹介です。

 

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前日が雨だったとかいう場合は効果絶大。

 

ひび割れ部分にどう染み入っているかが見えてきます。

天井でも、一見しみていないように見えて、

サーモカメラで覗くとスポット的に漏れて濡れている箇所が浮かび上がってきます。

 

濡れている箇所のみ青くなります。

 

濡れているか水分を大量に含んでいる部分は青い色、

温度が低くなって現れます。

 

内部に水分を含んでいる場合も、同じように低めにでてきます。

写真の場合、ひび割れは画面中央だけですが、その周りには

明らかに濡れている箇所が見えました。

 

一見雨漏りはわかりにくいといわれますが
カンだけに頼らず、科学的な調査までいれると
意外とうまく収まってくれます。

 

 

長崎のエアコン代を一生浮かす方法 その2

 

その1では、寝苦しいなら天井の断熱を20センチ以上とお伝えしました。
ちなみに高性能断熱材なら暑さを半分以下に薄くしても
同じ効果が得られますよ。

 

さて、今日はその2ということで
断熱の一番キモになる部分についてお伝えします。

 

 

以前、長崎の家は外の暑さ寒さが伝わる
紙でできたペラペラな家だという話をしましたが
快適さで考えると、
設定温度より実は体感温度が大切です。

 

体感温度を下げるコールドドラフト

 

どんなにガンガンエアコンをつけても

寒くなると全然あったまらない。

ひんやりした空気を感じる。

 

設定温度は高くても、なぜだか窓の近くは寒い。

ひんやりスースーする。

 

これはコールドドラフトっていいます。

 

 

室内のあったかい空気も窓の近くでは
外の冷たさが伝わってきて冷たくなります。

 

すると、温度差が生まれますので自然対流となって
風がスーッと流れるんですよね。

 

これが非常に不快に感じるわけです。

 

窓で冷やされることを防ぎさえすれば熱が逃げません。

 

温めた空気が冷やされることはないので、
エアコン代も安く上がることになるんですね。

 

 

厚手のカーテンで抑えることが有効ですが、
一日中カーテンを閉じていては鬱っぽい空気が流れてしまいます(笑)

 

 

 

窓を断熱すればいいだけ

 

簡単に1日で終わるのは内窓を設置することです。

 

ちなみに費用対効果はかなり高く、
断熱だけでなく、お隣の声や生活音も聞こえなくなります。

聞こえないということは、こちらの生活音もお隣さんには
聞こえなくなっていますので気兼ねなく暮らすことができるんですよね。

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夏場のエアコンの冷気も窓から逃げます。
冷めた空気が、窓で熱せられるんですよね。

 

 

魔法瓶のように空気層や断熱層で中の温度を保温してあげれば
室温のコントロールもしやすくなりますので
快適な温度調節も簡単になります。

 

 

 

暑い長崎のエアコン代を一生浮かす方法 その1

今年の夏もガンガンにエアコンを使いましたか?
秋の今の季節は朝晩も大分涼しくてエアコンはあまり使っていないですよね。

 

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実は電気代がかかるのは夏場より冬場のエアコン。

長崎県外の人からすると南国のイメージですが
フツーに寒いのが当たり前。

 

でも、私たちがフツーに寒い、、、と思っていたのって
実は家の作りがそもそもフツーにスカスカだったからです。

 

例えば、、、

夏場の夜にエアコンを切ったら、寝苦しくてたまらない!

 

そんな状態ってよくありましたよね?

 

エアコンを消した途端にムワ〜ァンとした熱気が襲ってきて
汗ばんで寝苦しくなる夜。

 

それは屋根が蓄えた昼間の熱を、夜中も放出し続けるからです。


それもそのはず、真夏の屋根は70度以上の高温になりますから
部屋を25度にしたくても、屋根の下の部屋で断熱がなかったら
45度もの温度差があります。


単純に考えると中和作用が働いてお互いの温度が
イコールになるところまで行きます。

 

 

エアコン代を一生浮かす方法は出禁にするだけ

 

出禁といっても私たちではなく、熱の流れを出禁にします。

実は簡単です。断熱性能の高いものを入れるだけです。

 

二階で寝ているなら、屋根が蓄熱した暑さが伝わらないように
天井面の断熱材を厚めに変えるだけでも寝苦しさは変わります。

 

 

天井にしくなら20センチくらいの厚みの断熱材にするだけで
寝苦しさも大分マシになりますのでグッとエアコン代も変わってきます。

 

電気代をザルのように使うのもダメですが、
暑さ寒さを我慢して暮らすのも実は心身ともに負担が募るもの。

 

修行僧でもないのであれば、
あなたが無理をする必要はありません。

 

 

スカスカでペラペラな長崎の家は危険?

はっきりいって長崎県内の住宅はスカスカです。

 

20年以上前に作られた家は
もっとスカスカしてます。

 

極端な例えなら大きなペラペラの紙でできた箱です。

 

ペラペラの紙は湿気も吸ってくれてはいてくれますが、

大きなペラペラの紙の箱の中でエアコンを使っても
外にいくらでも逃げていきます。

 

直接風が逃げていくというよりは、
ペラペラなら熱が伝わりやすいので逃げるのです。

 

たとえば、、、今年の長崎も暑かったですが
気温30度の時に、25度まで冷やそうとして頑張っても
ペラペラの箱が熱せられていくらでも冷気は逃げていくし
外の暑い空気が伝わってきます。

 

寝る時にエアコンを消すと暑さが伝わってきて
寝苦しいですよね。

 

あれは、壁や天井が熱せられて
その熱が伝わってきているためです。

蓄熱量は重さに比例しますので
瓦やコンクリートなど重い材料が屋根に使われていたら
断熱されていないとその暑さがジワジワと伝わってくるわけです。

 

昔とすれば気候もかなりシビアに変化しましたので
暑くても仕方がないとか寒くても我慢するとかは健康にもよくありません。

 

ヒートショックで命を落とす危険性は
スカスカペラペラな家ほどあります。

 


スースーと部屋の中の空気が逃げていくと
いくら温めたり冷やしたりしても、
スイッチを切ればすぐに元に戻ってしまうのは
そのためです。

 

エアコンなどの光熱費も生涯にわたって
払い続けなければなりません。

 

長崎の家は断熱が弱い「住宅貧乏」?

昔の家は断熱なんて考えないものでした。

関東の人たちからは南国と勘違いされる
長崎ですが、もちろん断熱なんて
あまり考えて作られていません。

 

それと比べると
ヨーロッパの家は石積みなので
断熱効果が高いのが特徴です。

 

ただし、石は重力に逆らえないため、
窓は小さく縦長にしか作れません。

 

 

かつて、ナチスに追われて亡命した
ドイツの建築家ブルーノ・タウトが
彼らが追い求めていたモダニズム建築が、
すでに日本で完成された形で存在していたことに驚愕したのですが、、、

 

彼が絶賛したそんな日本建築の難点は断熱です。

 

その考え方をそのまま受け継いできた
住宅建築も同じように断熱が弱いもの。

 

 

最近の新築住宅では大分改善されていますが
もちろん以前建てられた建物はスカスカです。

 

夏向きを旨とせよ

 

といわれる日本家屋ですから冬は寒いのが当たり前

寒さもまた一興。

 

と楽しめる人は構いません。

 

もしもあなたが楽しめない派でしたら
それは断熱ができていないからです。

 

住宅のリフォームでも
長崎ではなかなか断熱まで手を入れることはありません。

 

 

エアコンを使えばいい。ストーブを焚くから
冬の寒さは大丈夫。

 

今までそうやって育ってきたからかまわない。

 

ですが、エアコンにいくら光熱費を払っていますか?
ストーブの熱もどんどん逃げて行っているって知っていました?
寒さの質、暑さの質があなたの子供の時と明らかに違っていると思いませんか?

 

光熱費がどんどんかかる家は、
電気代だけ垂れ流しているようなものです。

建てた後の光熱費がザル状態で
いくらやっても暖まらない家や
そもそもエアコンなどに頼らないといけない家だと
温暖化がますます進みます。

 

エアコンをよく使う部屋の断熱だけでも
やり直せば住宅貧乏は防げます。